大学を中退して医学部再受験生(合格しました!)

大学を中退して2016年4月から医学部再受験生になり、2018年3月に国立大医学科に合格しました。医学部再受験を迷っている方、受験生の方のお役に立てそうなことを発信します。

医学部再受験の闇、あつめました③【再受験を始める前に、本当によく考えてください】

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はじめに 

この記事は、Googleで「医学部再受験」と検索すると表示される「闇」という関連ワードについて、医学部再受験生だった自分が経験をもとに考えるシリーズの3番目の記事です。

 

※この記事の構想を練っているときに猛烈に気分が悪くなり(心因性のものだと思います)、自分が当初予定していたレベルで「闇」を語ることができませんでした。なので結構オブラートに包んでいます。

もっと辛らつな「闇」をご覧になりたい方は、実際にググってください・・・

 

過去の記事はこちら↓

sugasaijuken.hatenablog.com

 

 

sugasaijuken.hatenablog.com

 

 

 

社会的な「闇」  

①同級生が社会的に成功していく

医学部再受験を始めると、世間で「一般的」といわれている人生の流れに逆らっていくことになります。

自分が再受験生として過ごしている間に、高校の同級生や大学の同期は順調に大学院に進学し、就職し、中には結婚して家庭を築く者も現れ始めます。

 

人にはそれぞれ自分のペースというものがありますが、そのペースが周りよりもゆっくりだと、焦ってしまうこともあります。

高校の同級生のtwitterには「卒論」「研究発表」「就活」「ES」「内定」「研修」「残業」といったワードが並ぶのに、

自分のツイートは「模試」「受験勉強」「センター試験」「C判定」など、高校生の頃とあまり変わらない内容です。

 

医学部に合格できれば大学生になることが出来ますが、合格後も人生のペースは周りよりもゆっくりになりがちです。

特に結婚願望のある方や出産願望のある女性の方は、人生計画をどうするか十分に考え、納得の上で受験勉強を始める必要があります。

 

私の場合、一番申し訳ないなあと感じたのは、両親の友人たちのお子さんが社会人になって独立し、友人たちは子育てから解放されたんだという話を両親から聞いたときです。両親に余計な苦労をかけてしまっていると思いました。

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「医師になったらたくさん働いて親孝行するから待っててくれ」と両親にはお願いしております



 

 

②経済的に困窮する

再受験生には、働かずに受験勉強に集中できる環境にある方と、アルバイトやフルタイムで働きながら勉強せざるを得ない方がいます。

フルタイムで働きながら医学部に合格する方も中にはいらっしゃいますが、そういった方の多くは旧帝大早慶の理系学部出身で、以前の受験の時点で既に理系科目の学力水準が非常に高かった場合がほとんどです。

そういった学力をお持ちの方でも、働きながら1,2年で合格するというのは簡単なことではありません。なので医学部合格に少しでも近づくためには働かずに受験勉強に集中したほうが良いです。

 

勉強に集中する環境を作るためには、時間の確保も必要ですがお金の用意も必要です。

いずれ集計して公開したいと思いますが、医学部再受験にはお金がかかります。

予備校に通うのであれば予備校の入学金や授業料、模試を受けるのであれば模試代、

自分に合った参考書を買うお金、予備校や図書館などの勉強場所に通う交通費、

家の外でご飯を食べるのであれば外食代、センター試験や二次試験の受験料など、出費は決して少なくはありません。

 

そういった費用を親からの支援や貯金だけでまかなえる場合は、働かずに受験勉強に集中でき、勉強時間が多くなることで合格に近づくことができます。

しかし、経済的に厳しくてアルバイトをしながら受験勉強をせざるを得ない方は

アルバイトに時間を取られて十分な勉強時間を確保できず、結局合格できなくてもう1年、となってしまうという悪循環に陥りがちです。

 

医学部再受験とお金の関係が以上のようであるので、再受験中に貯金をするというのは厳しく、再受験が終わったときには「いい年こいて貯金がほぼ無い」ということになりかねません。

また、医学部再受験をされる方の多くは20代以上の方ですから

親御さんは50代以上という場合がほとんどだと思います。

親御さんをあてにできる時間はそれほど長くはありません。

再受験が長期化すればするほど、経済的に困窮するリスクが高まります。

 

 

③年数を重ねると、周囲からの目が冷ややかに

「医学部に合格するのはとても難しいこと」というのは世間一般に知られているため、

「医学部に合格するために浪人している」と言うと「頑張ってね!」と心の底からの応援のお言葉をかけてくださる方がほとんどです。

ただし、これは浪人年数が少ない場合の話です。

 

純粋な浪人生だと、1浪や2浪であれば周囲の理解が得やすいですが

その年数を超えると「医学部は無理なんじゃないの」「何年もやってるのに受かることができないんだって」「こんなことになるなんて、想定していなかった」「何年も浪人した人に医者になってほしくない」と周囲が陰で言い始めます。

 

医学部再受験生の場合、これに「いい年こいて」という要素がプラスされます。

最近、40代で大学を受験した芸能人が「現役生の貴重な一枠を奪うんじゃない」と叩かれていたことからも分かるように、世間には「大学受験は 18,19の若者がするもの」と考えている人がいます。

さらに、医師は国民の税金を大量に投入して養成するので、できれば長く医師として働いてくれる者を医学部に入れたい。これは国民と医学部教授の共通認識だと思います。

 

まとめると、「優秀でない人に医師になってほしくない」「いい年こいて大学受験」「現役生より活躍できる年数が少ない」の3つの理由のいずれかがあって

冷ややかな視線を向けられるということです。

 

私の場合、これは「冷ややか」というニュアンスではありませんが

「お前、今年落ちたら本当にやばいからな」と血走った目の両親から釘をさされたときには心の底から「おお、怖い怖い」と思いました。

 

私の再受験生活の中で一番つらかったこと

私はもともと勉強が好きな性格で、新しいことを知ることができることが嬉しくて仕方が無いタイプの人間です。

苦手な数学や物理も下手の横好きだったため、勉強そのものが嫌になってしまうことはほとんどありませんでした。

 

一番つらかったのは、あるとき模試の結果がとても良く(センター試験本番ではこのときより30点以上低い点数しか取れませんでした・・・)、同じ予備校にいる同世代の多浪生からの嫉妬を買ってしまいあれこれひどいことをされたということです。

 

純粋な浪人生たちは表面的には自分と仲良くしてくれていたけれど、

それと同時に、1から受験勉強を始めた私のことを心の中では見下していたのだと思います。

特に多浪生は今まで様々な受験生を見てきており、私が通っていた予備校にいる多浪生たちには受験生が持っている参考書からその人の学力を推測して優劣をつける癖がありました。

なので、入塾当初「やさしい高校数学」を持ち歩いていた私を見て「こいつは自分より下だ」と判断したのでしょう。

それが1年経って、どうやらそうでは無くなったようだと気づいたときにストレスがかかり、近道反応に走ってしまったのだと思います。

※「やさしい高校数学」はとても素晴らしい参考書で、この参考書を持つことは全く恥ずかしいことではありませんし、恥ずかしいと思ったこともありません。

「やさしい高校数学」から取り組んでいき、最終的に入試本番でしっかり答案を作成することが出来るようになれば良いと考えています。

 

「やさしい高校数学」の紹介記事はこちら↓

sugasaijuken.hatenablog.com

 

再受験生と多浪生は、年齢は近くても異質な存在だと感じたので

他の多浪生には相談できず、

諸事情により同じ予備校にいた再受験生たちや予備校の職員は全くあてにできませんでした。

この経験は私特有のものだと思いますが、そもそも多浪生と再受験生は違うというところから始まった闇なのでこの記事の中に入れてみました。

 

 

まとめ

医学部再受験の「闇」は様々な側面が合わさって出来ているが、社会的な面について考えると

①キャリア形成や人生のイベントが同級生に比べて遅れがち

②様々な要因から経済的に困窮する

③長期的に続けると周囲の視線が冷ややかになること

の3つが挙げられる。

 

これで「闇」シリーズは終了です。

明日からはまた参考書紹介等の記事をUPします。

 

 

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