センター試験対策におすすめの問題集③ 【化学】問題タイプ別 大学入試センター試験対策問題集 化学
はじめに
国公立大学の医学部医学科に合格するためには、センター試験で高得点をとる必要があります。
医学部は他学部に比べて志願倍率がインフレしがちなため、倍率が一定数を超えると二段階選抜(いわゆる足切り)が行われることがあります。
足切りはセンター試験の点数が低い志願者から順に不合格にしていくシステムなので、センター試験で満足に得点できず出願した大学で足切りが実施されると
それにひっかかってしまい、二次試験の受験資格さえ与えられないという事態になりかねません。
また、センター試験で高得点をとると二次試験でとらなければならない点数が少なく済みますし、
800/900点を超えると合格がほぼ確定する(といっても二次試験で手を抜くことは禁物です)医学部も何校か存在します。
センター試験で高得点をとり余裕をもって二次試験に挑むのが理想です。
今回紹介するのは、センター試験化学の対策におすすめな
「問題タイプ別 大学入試センター試験対策問題集 化学」です。
この問題集はセンター試験化学の対策にぴったりで優れものの問題集なのですが、
「問題タイプ別 大学入試センター試験対策問題集 化学」
著者:実教出版編修部
ページ数:本体176ページ+解答編101ページ(2017のページ数を参照)
価格:864円
単元:
第1編 知識の確認
第1章 物質の状態と平衡(5項目)
第2章 物質の変化と平衡(4項目)
第3章 無機物質(3項目)
第4章 有機化合物(4項目)
第5章 高分子化合物(2項目)
第6章 日常生活の化学・化学製品(1項目)
第2編 計算対策問題(9項目)
第3編 実験問題対策(3項目)
第4編 グラフ問題対策(1項目)
第5編 模擬問題(2回分)
おすすめする理由
①分かりやすい3部構成
「問題タイプ別 大学入試センター試験対策問題集 化学」の各項目は
・ポイントの整理(空欄に化学の用語や計算結果を入れる穴埋め問題)
・例題(センター試験と同じ形式で、比較的難易度の低い問題)
・演習問題(典型問題、図やグラフが含まれる問題を中心に満遍なく)
の3部構成となっています。
はじめにポイントの整理で基本的事項や語句を復習して、
次に易しめの問題である例題に取り組み、
最後に実際のセンター試験の過去問を含む演習問題を解くという流れになっています。
私は「センター試験形式の模試で、この単元の問題が解けない」と感じたときにこの問題集の該当部分を解くようにしていました。
知識が曖昧な部分は化学の資料集を参照したりして、もう一度ポイントの整理から取り組むことによって知識を定着させていきました。
②単元別に対策ができる
生物・数学の場合と同じように、化学にも理論化学、無機化学、有機化学というように様々な単元があります。
定義の正しい理解と計算能力が求められる理論化学、
身近な元素の性質の暗記が必要な無機化学、
物質の反応経路や分離方法の知識が必要な有機化学というように、求められるものが分野ごとに異なります。
そのため、どの単元も同じように勉強しているつもりでも
どうしても得意な分野・苦手な分野が出てきてしまいます。
普通のセンター試験の過去問集だと、複数の単元の問題が一つの大問に入れられていたり
出題される順番がバラバラだったりするため、単元別の対策がしづらいです。
しかし、この問題集を使えば苦手な単元の問題をいちいち探す労力を省くことができます。
③センター試験の過去問を多く収録している
この問題集の冒頭にも記載されていることですが、化学は過去に出題されたことのある内容が再度出題されることが頻繁にあります。
この問題集では、過去問演習で受験生が解くと考えられ、さらに時期的に考えて再度出題される可能性があまり高くない2010年代の問題を避け、
1990年代後半~2000年代の過去問を多く収録しています。
この問題集で解いた問題と似た問題が本番で出れば他の受験生と差をつけられますし、
過去問演習の際に答えを覚えてしまっているという事態を避けられます。
まとめ
・センター試験化学を分野別に対策するのであれば「問題タイプ別 大学入試センター試験対策問題集 化学」がおすすめ