医学部に進学する(したい)方に読んで欲しい漫画「春よ来るな」

 

 

こんにちは、すがです。

無事に週5で飲み会という任務をやり遂げました。

昨日はハイボール2杯とカルーアミルク3杯をいただきました。

これくらい飲んだら酔う方は酔うらしいのですが、酔う気配が一切ありません。

アルコールパッチテスト、すごくやってみたいです。

 

はじめに

私は幼い頃から医療系漫画が大大大好きで

「学研まんが からだのひみつ」を読んで「おいしゃさんになりたい!」と思ったり、

ブラック・ジャック」を読んで「外科医になりたい!」と思ったり、

医龍」を読んで「大学病院の医局に所属してみたい!」と思ったりしてきたわけです。

ここに名前が挙がっていない作品の中にも良作・名作がたくさんあるので

時々紹介していきたいと思います。

 

今回は医大生の成長を描いた漫画「春よ来るな」を紹介したいと思います。

 

 

春よ来るな

作者:原作 草水敏、漫画 濱﨑真代

巻数:全5巻

現状:完結

簡単に説明:東大っぽい大学に入学するも燃え尽き症候群になっていた主人公が

ひょんなことから地元の医大に編入することになり、

医学生生活を通して仲良し5人組のメンバーと共に成長していく。

 

 

ネタバレを避けつつおすすめしていきます

まずこの漫画の素晴らしいところは、原作を担当されているのが「フラジャイル」と同じ草水敏さんだというところです。

「フラジャイル」への愛は果てしなく深いので今回はおあずけにしておきますが

さすが草水先生、医療に関わる現場にいる人々の心情を「春よ来るな」でもとても繊細に描かれていらっしゃいます。

 

医学生特有の葛藤が主に描かれてはいるのですが、

医学生医学生である前にひとりの若者であり、ひとりの人間であるのだということを感じるシーンもあり

医学部事情に詳しくない方でも(私もまだ医学部に通い始めてはいませんし)共感できる場面があって読みやすい作品かなと思います。

 

医学部進学を考えている方や今春医学部への進学が決まった方にとっては

「自分が同じ状況に置かれたらどうするだろう・・・」と考えたり

「医学部ってこんなことをしたりするんだ」とちょっと覚悟したりする機会を与えてくれる作品です。

 

特に、主人公は編入で医学部に進学している人間(医学部再受験生)なので

そういう人間を医学部に入れる意味についても作中で触れられています。

その場面には非常に納得させられました。

純粋に楽しむ目的で読むのももちろんおすすめですが、医学部再受験に挑まれている方は

面接でどんなことが重要視されるのかを考える際に、ひとつの参考意見として読んでも良いと思います。

 

あえてウィークポイントを述べるとしたら

 

①絵柄にちょっとくせがある

②二度読み、三度読みしないと流れがよくわからないコマがちょこちょこ出てくる

③中途半端なところで完結してしまった

 

の3点が挙げられますが、それを加味したとしても

断然おすすめできる作品です。

 

 

この作品とのエピソード

医学部再受験を始める直前に書店で購入したのが「フラジャイル」だったので、

春よ来るな」は医学部生活を始める直前に購入しようと決めて購入を我慢しておりました。

いざ合格して、書店で1巻を購入して読んだらはまってしまって、

続きが気になって仕方がなかったので

1巻を買った3日後(昨日です)に同じ書店で2巻、3巻を購入しました。

その書店には4、5巻の在庫がなかったため、近いうちに他の書店で探して購入したいと考えております。

 

「医学部に行ったらこういうことをするんだろうな」というイメージは誰もが持っているとは思いますが、この作品を読んだらそれがより具体的になります。

私の場合は、某授業についての場面を読んだ後に「進学する大学ではこの授業はどういう扱いになっているのだろうか」と気になってシラバスを検索したりしました。

 某授業、必修じゃないといいな。。。

 

 

おわりに

本当に今月読み始めた作品で、まだ全巻読破した状態ではありませんでしたが、

今この時期に多くの方に読んでいただけたらと思いましたので紹介記事を書かせていただきました。

私も、何十人もの学生がいる医学部の中で

主人公のような存在になれたら良いなと思います。