大学を中退して医学部再受験生(合格しました!)

大学を中退して2016年4月から医学部再受験生になり、2018年3月に国立大医学科に合格しました。医学部再受験を迷っている方、受験生の方のお役に立てそうなことを発信します。

去年の今頃にやっておいて良かったこと

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はじめに

こんにちは、すがです。

友人たちに渡すことになった参考書たちの紹介記事の執筆がひと段落ついたので

(といってもまだまだ紹介しきれていないものもあるので、楽しみにしていただけますと幸いです)、

今回は、去年の今頃に私が「年度計画」をどのように立てたかを書きたいと思います。

 

年度計画は再受験を1から始める方にとって大切な計画であるのですが、

それ以上に医学部再受験2年目、3年目…に突入する方にとって重要な計画となります。

年度計画を3月のうちにしっかり立てたか、計画に沿って学習を進めることができたかによって合否が大きく変わると私は思っています。

去年の今頃、私は後期落ちを悲しむことなくすぐに次年度の学習計画を立てました。

時間をかけて年度計画を立てたこと、

それに書かれたことだけを実行したことによって合格することができたと思います。

 今の時期にしっかり年度計画を立ててそれを実行し、来年の今頃に「去年の今頃に、計画を立てておいて良かったな」と思われる方が現れることを願ってやみません。

 

年度計画の立て方

私は年度計画を立てる際に、以下の3つを決めました。

 

①受験科目、志望校、目標点

②目標点を取るために使用する参考書・問題集

③それぞれの参考書・問題集を使用する時期

 

 

まず「①受験科目、志望校、目標点」について説明します。

医学部に合格するためにやらなければいけないことは、本当にたくさんあります。

合格に必要な勉強量も、他学部を受験する場合に比べて多いと思います。

なので、決めるべきもの(受験科目、志望校、目標点)は最初のうちに決めてしまって、その後の1年間学習に集中できるようにするべきです。

 

1.受験科目について

自分がどの科目で受験をするのかということは、最初のうちに決めておかなければいけません。

国公立大学の医学部であれば、

・理科は生物、物理、化学の中から2つ

・社会は地理B、日本史B、世界史B、『倫理、政治・経済』、現代社会、倫理、政治経済から1つ

を選ばなければなりません。

大学によっては上記の科目のうち一部しか認めていなかったり、特定の科目の受験が強制されていたりするため、受験科目を決めてから志望校を選ぶ場合でもその逆の場合でも十分に注意する必要があります。

 

受験勉強中に「『倫理、政治・経済』は分量が多いから、現代社会に変更しよう」というように科目を変更してしまうと、受験することができなくなる大学が増えるため

また1から志望校選びをしなければならないということになりかねません。

また、どの科目からどの科目に変更しても、必ず「新しく学ばなければならない範囲」や「学ばなくても良かった範囲」がでてきてしまいます。

そのような時間のロスは避けたいため、年度の初めに受験科目はしっかり決めておくべきだとおもいます。

 

私は、去年の今頃に

・理科3科目から化学をやめて物理と生物の2科目にする

・『倫理、政治・経済』から現代社会に変更する

という2つの科目変更を行いました。そして、今年度の入試が終わるまで一切変更しませんでした。

受験科目を変更して受験勉強に挑むと「やっぱり前の科目に戻ろうかな」という誘惑が生じたり、周囲が「受験科目を元に戻しなよ」と要らぬアドバイスをしてきたりします。

科目変更を行う場合には「自分はこの1年間、さらなる科目変更の誘惑にはのらない」と決めた上で行わなければなりません。

 

2.志望校について

志望校選びはなるべくこの時期に済ませておくのが良いと思います。

それは、具体的な目標があったほうが勉強にメリハリがつくから、そして1年間で志望校の出題傾向に順応する準備をすることができるからです。

 

まず、受験科目が決まっていれば、それに応じて受験可能な大学が絞られてきます。

その中から

・実家や今住んでいる家から通える大学

・偏差値があまり高くない大学

・入試の配点が自分に有利な大学

・面接の配点が小さい大学

・自分が将来やりたい分野に積極的に取り組んでいる大学

など自分が重視する条件に合った大学を志望校としておきます。

志望校は2,3校あっても構いませんが、同じ受験科目で受験ができる大学を選びます。

 

志望校が決まっていると、日ごろ問題集に取り組んでいるときにその大学の過去問に遭遇したときに注意深く解くことができますし、

1年間でその大学の出題傾向を研究して、それにあわせた学力をカスタマイズすることもできます。

受験生の中には志望校決定を出願直前までずるずる引きずってしまう方がいますが、

そうすると志望校の出題傾向に慣れる前に入試本番を迎える可能性があるし、

出題傾向の研究が不十分になって周りの受験生に遅れを取るし、

今までやってきた勉強がムダになる可能性(二次試験の化学を勉強していたのに、結局出願した大学では二次試験に理科がなかった等)だってあります。

十分な準備をしてから入試に挑むために、早い時期で志望校を決めておいたほうが良いのです。

 

新学期が始まっていないこの時期というのは、1年で最も時間がある時期です。

調べものをするのに最適です。

各大学のHPにアクセスして、入試の配点や大学の特色などの情報を自分で集めておくべきだと思います。

 

私は再受験開始時に志望校を2つ決めておき、1年目は結局第2志望の大学を受けました。

2年目に突入するとき(去年の今頃)に第2志望を第1志望に繰り上げて確実に合格を狙うと決めてからは志望校は一切変更せず、今春その大学に合格しました。

その大学について一番必死になって調べたのは、やはり去年の今頃だったと思います。 

 

3.目標点について

私は去年の今頃に、

センター試験の目標合計点

センター試験の各科目の目標得点

・二次試験の目標合計点

・二次試験の各科目の目標得点

・センター+二次の目標合計点(過去数年間の合格者平均点くらいに設定するのが良い)

の5つを決めておきました。

 

再受験1年目の方に多いのが「今年度は合格できないから」と最初から諦めてセンター試験の目標点(しかも合計点だけ)だけしか決めないという考え方ですが、

そのような決め方をしてしまうと、自分と最終目標との距離感がわからないまま勉強をすることになり、あとどれくらい頑張ったら良いのかが見えないため、疲れたり勉強が嫌になったりしたときに「いいや、もう少し頑張る」という気持ちになれません。

 

また、各科目の得意不得意は人によって異なるので、例えばセンター試験で同じ800点をとったとしても各科目の得点は皆ばらばらだと思います。

通常、目標合計点は漠然とイメージするだけでは取れません。

この科目で何点、あの科目で何点、・・・という各科目の目標点を設定し、それを上回る点数をとり、その合計が目標合計点を超えるというのが正しいルートです。

各科目の目標点が具体的に決まっていると、早いうちに目標を達成できた科目については年度の後半の勉強時間を減らし、目標どおりに伸びていない科目の勉強時間に充てるというような時間の使い方ができます。

 

私の場合、去年の春以降どの模試においても、生物は一貫して目標点以上の点数をとることができていたため、秋以降は生物の対策に充てる時間を減らして物理の勉強時間を増やしました。

生物は本番でも目標点を超える点数を叩き出し、物理も時間をかけたかいがあって目標点を超えました。

各科目の勉強時間の配分を適切に見定めるために、具体的な目標点の設定が必要だと思います。

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勉強は計画的に。

次に「②目標点を取るために使用する参考書・問題集」について説明します。

医学部に合格するのに必要なのは、合格できるだけの学力をつけることです。

そして、合格できるだけの学力をつけるのに必要なのは、その目標に合った参考書・問題集を選ぶことです。

したがって、目標に合った参考書・問題集を選ぶことができて、それらを活用して学力を養うことができたら、合格にぐっと近づくことができます。

 

参考書・問題集の選定に関して受験生がしてしまいがちなのは、以下の2つの失敗です。

・難しすぎる問題集に手を出してしまい、入試のレベルに合った学力が身についていない

・年度の途中で「この問題集もやったほうがいいかも」と考え新しい問題集に手を出してしまい、もともと持っていた問題集も新しい問題集もおそろかになってしまう

 

これらの失敗を防ぐために、年度の初めで合格に必要な参考書・問題集の選定を終えておく必要があります。

 

私は、去年の今頃に「2017年度に取り組むもの」という表を作り、そこに1年間で使用する各科目の参考書・問題集をバーっと書き出していきました。

そして「選ばれた参考書・問題集をすべてこなせたら合格は間違いないだろうな」と思えるような布陣を作り上げました。

このとき気をつけたのは、難しすぎる問題集を選ばないこと、そしていろいろな問題集を1周ずつするのではなくいくつかの問題集をそれぞれ2周以上するという方針にしたことです。

その表を作ってから1年間、基本的にはそこに書いてあるものにしか取り組みませんでした。

 

唯一の例外は、夏頃に確率の問題集1冊を一覧表から外して、代わりに「合格る確率」を採用したことです。

合格る確率は威力抜群のドリルでしたので、この判断は英断だったと思っています。

 本当におすすめなので、志望校の二次試験の数学に確率問題が頻出の方は「合格る確率」の採用をぜひご検討下さい。↓

sugasaijuken.hatenablog.com

 

最後に「③それぞれの参考書・問題集を使用する時期」について説明します。

②で選んだ参考書・問題集を効率よく解いていくためには、それらを一体何周ずつするのか、各周はいつ頃からいつ頃までに行うのかを決めるのが良いです。

例えば私は、物理の「良問の風」については

1周目・・・6月中旬~8月

2周目(1周目で△や×がついたもの)・・・8月~9月

3周目(2周目で△や×がついたもの)・・・11月

というような時期設定を行いました。

 

年度のはじめに設定したペースより早く進めば次の1周を早く始めることができるし、

設定したペースより遅く進めば次の1周で取り組む問題数を減らしてペースアップを図ることができます。

また、取り組む時期を決めておくと「この問題集、あと1問やろうかな、それとも今日はここでおしまいにしてしまおうかな」と迷ったときに「この問題集は順調に進んでいるけれど別の問題集が遅れ気味だからそっちに移ろう」などという判断がしやすいです。

問題集を解くペースの管理に役立てるために、参考書・問題集に取り組む時期まで決めておく必要があります。

 

まとめ

年度計画を立てるときに、

①受験科目、志望校、目標点

②目標点を取るために使用する参考書・問題集

③それぞれの参考書・問題集を使用する時期

をしっかりと決めておくことで、1年間の学習を効率的に進めることができる。

 

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