大学を中退して医学部再受験生(合格しました!)

大学を中退して2016年4月から医学部再受験生になり、2018年3月に国立大医学科に合格しました。医学部再受験を迷っている方、受験生の方のお役に立てそうなことを発信します。

【2018夏の終わりに②】報道に惑わされずに医学部に合格するために

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こんにちは、すがです。

 

 

今年度に入り、東京医科大学の入試で女子差別と多浪差別が行われていたことが全国的に報じられ、

今も多くの医学部受験生の方々が「自分が受ける大学は大丈夫かな・・・」と心配されていることと思います。

そこで、入試からは卒業した身ではありますが、今春まで医学部受験生をしていた女子として(女子として、という言い方は主張が強いな・・・と思いますが)

受験生の皆さまに何かお伝えできたらと考えました。

 

ただいま医学部入試の成績と差別について、【2018夏の終わりに】と題しまして

3本の記事に分けて執筆させていただいております。

記事を執筆するのが遅くなってしまいましたが、

夏が終わり本格的に志望校決定や面接対策を考え始める今の時期だからこそ

この記事を読んでくださったどなたかのお役に立てれば幸いです。

 

【2018夏の終わりに】シリーズ2本目の本記事では、

再受験で医学部に合格した大学の同期も私も実践していた、

医学部合格の鍵となる「目標点を設定すること」について

書いていきたいと思います。

 

 

入試の目標点を設定すること

 

国公立大学の医学部の入試だと、一般的に

センター試験

②二次試験(筆記試験)

③二次試験(面接)

の3つの試験の得点の合計点で合否が決まります。

この合計点が高い順に受験生に順位をつけて1位から順に合格にしていき、

定員に達したところでそれ以下は不合格とする、というのが合格者と不合格者の決め方です(当たり前ですが・・・)。

 

毎年赤本や各大学のホームページ等に、入試における合格者最高点、合格者平均点、合格者最低点が掲載されます。

そのデータをもとに自分が本番でとりたい合計点を決め、

その点数をとるために①~③の試験でそれぞれ何点取る必要があるのかを逆算して

目標点を決めていく、というのが本記事における「入試の目標点を設定する」ということです。

 

目標点を設定すると「ほぼ確実に医学部に受かる点数」が可視化され

自分の現時点での実力と目標点との距離を考えながら

受験勉強を進めることができます。

また、面接や小論文などの不確定要素の比較的多い試験の目標点を低く設定し、

不確定要素の少ない学力試験(センター試験、二次の数学・理科・英語などの筆記試験)の目標点を高く設定すると

面接における差別などを気にする手間を最小限に留めて勉強に集中することができると考えます。

 

目標点を設定するときの注意点

 

自分が医学部入試で何点取るのかということを決める際に、

注意しなければいけない点がいくつかありますので紹介いたします。

 

1 確実に合格したいのであれば、目標合計点は合格者平均点に設定する

目標点を決める際に、一番に決めなければならないのは

自分がセンターと二次(筆記と面接)を合わせて一体何点とりたいのか、ということです。

 

受験生にありがちなのは、目標点を設定するのはいいものの、それを合格者最低点に合わせてしまうという失敗です。

これだと、例年よりセンターや二次の筆記試験が易しくなってボーダーラインが上がった場合に対応できません。

 

また、合格者最高点を取る方というのはそもそもその大学が第一志望校ではない方

(より上位の大学を志望していたが、確実に合格するために志望校のレベルを下げた)である可能性がまあまあ高いので、

それを第一志望校で狙うというのは非現実的でしょう。

 

私は、直近3年間の合格者平均点を見て、その中で最も点数が高かった年の合格者平均点(1の位切り上げ)を目標合計点にしました。

 

 

2 センター試験も二次試験も、各科目ごとに目標点を設定する

受験生の中には、センター試験の目標合計点と二次試験の目標合計点だけを設定して

満足してしまう方がいらっしゃいますが、

それだと各科目でいったい何点取ればよいのかがはっきりとしません。

センター試験も二次試験も、全ての科目について目標点数を(大問構成や配点が分かっているのであれば、各大問の目標点数まで)設定すべきです。

 

年度計画について書いた記事の「3.目標点について」という項目で

同様のことを述べておりますので、ぜひ参考にしてください↓

sugasaijuken.hatenablog.com

 

年度の頭に目標点を設定した方は、その点数が

今の自分の実力やこれからの伸びを考慮しても現実的と言えるかを

今一度確かめ、必要であれば修正を行う必要があります。

 

また、私は面接の目標得点率を70%にしましたが、

再受験で合格した同級生は目標得点率を40%に設定し、筆記試験の目標点を高めに設定したと言っていました。

年齢が高め(20代後半~)の方や、ゆかりの無い土地にある医学部を受験される方は、

面接の目標点を低めに設定した方が賢明かと思います。

 

 

3 受験(する・するかもしれない)大学や受験する日程が複数ある場合は、その全てについて目標点を設定する

第1志望の前期日程の目標点だけを設定すれば良いわけではありません。

もし後期日程や私立大学にも出願するのであればその目標点も設定しなければなりませんし、

まだ受験校を絞りきれていないのであれば

受験する可能性がある全ての大学について目標点を設定するべきです。 

複数の大学の入試の目標点を設定するうちに、各大学の配点の特徴が見えてきて

自分に合った配点の大学が分かることもあるかと思います。

目標点を設定する時間は決して無駄にはならないというのが私の持論です。

 

 

報道やうわさに惑わされる時間があったら、目標達成に向けて勉強!

なかなか沈静化しない医学部入試における差別問題。

ニュースを見て「自分は差別されてしまうんじゃないか」と心配する方も

「今年は差別が少なくなるかもしれない」と期待する方も

いらっしゃると思います。

ですが、医学部入試の合否を左右する最大の要素は

センター試験や二次試験(数学、理科、英語など)の学力試験であるということは

昨年度も今年度も、おそらく来年度も変わりません。

面接で一発アウトにするという制度が無い大学であれば、どんなに面接の出来が悪くても

筆記試験の成績が良ければ入試を突破することが理論上可能です。

 

そんな中で、面接点の調整ではなく、学力試験の成績に1より小さい数をかけて差別するという

東京医科大学の例は非常に悪質であると言わざるを得ませんが、

同様のことが他の全ての大学の医学部入試で行われているわけではありません。

少なくとも、私を合格にしてくれた今の大学の医学部では、公正に入試が行われています。

 

自分に合っていて、かつ不確定要素の影響を受けにくいような目標点をしっかり設定し

その目標を達成するために毎日地道に受験勉強に励む。

実力をつけて、自信を持って本番に臨めるようにする。

これが医学部入試における差別の報道に惑わされずに合格を掴み取るために

自分で出来る最善のことなのかなと思います。